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募集:第5回Jolt Awards読書会 [Jolt Awards読書会]

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Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

  • 作者: ジェフ・ゴーセルフ
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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学生気分の人 [プログラマー現役続行]

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人 【第二版】 (技評SE選書)

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人 【第二版】 (技評SE選書)


2000年の頃に同じグループで、富士ゼロックスの開発組織に対してオブジェクト指向教育や設計コンサルティングを一緒に行っていた荒井玲子さんの書籍を久しぶりに読み返してみました。気になった部分は、たくさんあったのですが、その中から2箇所抜粋です。

学生気分の人

A「今年の目標を設定する時期だね」
B「どんな目標をくれんのかなあ」(会社は俺をどうしたいんだろう?)

 「会社は自分を育成してくれるもの」と考えている人がいます。学校の延長のままで仕事をしていると、その考え方をひきずることになります。たしかに、企業には教育カリキュラムや、研修制度があります。しかし、技術者として良い仕事をしていこうとしたら、通常それだけでは不足です。したがって、不足する部分は自分で勉強したり、トレーニングを受講したりする必要があります。
 また、会社は個人個人の育成計画を懇切丁寧に立ててくれるほど、親切ではありません。企業は学校ではありません。
 学校にとって、生徒はお金を払ってくれる顧客です。ですので、個人に対する育成計画を立案し、相談サービスを提供しているのです。
 一方、企業にとっては、社員は利益を生み出す人材です。したがって、社員に対する教育は投資です。投資に対する利益が得られなければ、投資機会も存在しません。よって、自分がどこまでスキルアップするのか、というのは、自分で設定する必要があります。そのスキルがその企業にとって有益である場合、企業は少しは支援をしてくれる場合もあります。
 興味深いことに、「会社が自分をどうしたいのかわからない」と不満をいう人に、「どうなりたいの?」と尋ねると、何も考えていないことが多くあります。自分のキャリア形成は会社が用意してくれるもの、と考えていると、不満はいつまでたっても解消されません。

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人【第二版】』(p.134)

プロ意識

対価に見合った仕事をしているか

 伸びる人には、プロ意識があります。
 職業としてソフトウェア開発をしているのであれば、誰もが持っていそうなプロ意識ですが、現実にはそうではありません。書類の職業欄に、無意識に「会社員」と記入してはいけません。会社員は職業ではないからです。
 伸びる人は、仕事をして会社から対価をもらっているという意識が根底にあります。「自分が対価に見合った仕事をしているか」を、常に気にしているのです。対価の基準は、業界における対外影響力にあります。同僚との比較ではありません。
 もし、「スキルアップのために会社は機会を与えてくれない」と考えている技術者がいたとしたら、その技術者は会社にスキルアップのための授業料を支払わなければなりません。なぜなら、スキルは基本的に自分で伸ばすものだからです。自分で何もせず、会社に自分のスキルアップを手取り足取り面倒みてほしい、機会も用意してほしいと不満を言ったりするのは、会社と学校の区別がついていない証拠です。

プロとして何ができるのか

 自分の仕事と対価を考えるということは、自分自身を客観的に評価する良い機会となります。いままでプロフェッショナルということについて考えたことがなかったとしたら、「自分はプロとして何ができるのだろうか」と考えてみましょう。何が足りなくて、スキルを伸ばすにはどうしたらいいかを考えてみましょう。
 伸びる人は、周囲の技術者をプロだと思って尊重して接しています。もし、周りにプロ意識のある技術者がいたとしたら、その技術者はあなたを「どんな専門性を持ったプロなのだろう」という視線で見ています。

『ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人【第二版】』(p.104)

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