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ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(再掲載) [プログラマー現役続行]

ソフトウェアエンジニアの成長カーブ
最近良く話していることなのですが、社会人として働き始めた新卒の技術者は、最初の数年は成長していきます。与えられた業務を遂行しながら、そのための学習もしていくからです。しかし、2、3年すると開発業務をこなせるようになり、特に新たな勉強をしなくても、日々、会社に行って開発業務が遂行できるようになります。

この状態、つまり、継続した学習をしなくなった状態で、10年とか経過すると、ソフトウェアの世界は大きく変化している可能性があり、新たな技術が登場し、その人の技量は相対的に今度は低下しはじめます。しかし、この時点で、新たなことを学習するのは困難だったりします。学習する習慣が無いわけですから、勉強しろと言っても、「なぜ、休みの日に勉強しなければならないのですか」ということになります。

そのような人に対して、マネジメントは、その人ができる仕事を与えて、何とか仕事をしてもらいますので、「新たなことを勉強しなくても、仕事はあるじゃないか」と本人は勘違いしてしまいます。この勘違いした状態になった人が声が大きかったり、(長く開発業務に従事しているという意味で)中堅だったりすると、その開発チームは全く成長しなくなってしまいます。

ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(2)
「ソフトウェアエンジニアの心得」の教育を今日から始めます。と言っても、今まで行ってきた教育や講演の内容と同じです。しかし、今回、スライドを追加しています。

成長カーブ.JPG
ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(イメージ図)

以前、ブログに書いた「ソフトウェアエンジニアの成長カーブ」をイメージにしたものです。特に、統計調査したものでもありません。あくまでも、私が経験したきたことから想像するイメージです。また、直線で引いていますが、実際の成長は、直線ではありません。

横軸は経験年数、縦軸は「ソフトウェア・スキル・インデックス」です。もちろん、このグラフは正確なカーブを示したものではなく、傾きや高さには個人差もあります。そして、そもそも「ソフトウェア・スキル・インデックス」を正確に測る方法はありません。

ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(3)
先日書いた成長カーブのスライドについての補足です。(「ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(2)」)

最初の数年の成長カーブは、所属する開発組織によって、その傾きの角度が大きく変わります。傾きが小さい(悪い)組織、つまり、教育もされず、まわりにも勉強している人がいないような環境であれば、傾きが小さいままレベル3を超えることなく、水平線に移ってしまう可能性があります。一方、その全く逆の組織であれば、最初の3年で確実にレベル3を超えてしまいます。

前者の傾きが低いままレベル3を超えることなく、10年過ぎてしまった人の意識を変えさせるのは、私自身の経験から、私はほとんど不可能だと思っています。会社の中では、何か対策を考えろとか言われることも多いでしょうが、即効性の効果的な対策はないと思います。

ソフトウェア開発は専門職であり、一人前になるには10年以上を要するのですから、やはり、徒弟制度的に、毎年きちんと若手を育成するサイクルが回っていく必要があります。そうしないと、初心者である新人は、10年後も初級職人の域を出ずに、かつ、若手への正しい指導もできないまま10歳年を取ってしまいます。



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