So-net無料ブログ作成
検索選択
前の10件 | -

9月から第22期Java研修を開講 [プログラミング言語Java教育]

第21期で最後にしようと思っていまがしたが、第22期Java研修を9月から開講することになりました。テキストは、従来通りのテキストを使用しますので、学ぶことはJava 6までの内容です。

Java 8に関しては、別途新たに研修コースを9月から開講する予定でいます。ただし、今までのJava研修を修了した人が対象です。基本的な事柄を学んでいる人達が対象となります。

社内では、Java研修のコース名は、「プログラミング言語Java基本技術習得」コースとなっています。ここでの「基本技術」というのは、「私から見て、このぐらいは最低限学んで日々の開発をしてもらいたい」という「私の基準」です。したがって、テキストである『プログラミング言語Java第4版』、『Effective Java第2版』、『Java 2 Standard Edition 5.0: Tiger』の3冊を全部学んでもらいます。

予習がかなり大変なコースであり、そのため、学習習慣を失った30代中以降のソフトウェアエンジニアの応募は、ほとんどありません。2014年度の新卒新人を対象としなかったこともありますが、第22期はわずか7名で開講します。

今までの研修実績は、こちらです。

コメント(0) 

14冊目の翻訳本(2) [プログラマー現役続行]

APIデザインの極意 Java/NetBeansアーキテクト探究ノート』に続く、私にとっては14冊目になる翻訳本の翻訳作業は終盤に差し掛かっています。今回の書籍は、Java 8に関する書籍で、コンパクトにまとまっています。正式なタイトルや発売時期は未定です。

1996年夏からJavaを学び始めてから、すでに18年が過ぎたことになります。バージョン1.02の頃から使用してきたので、Java言語の変遷をすべて経験してきました。最初は、興味本位で学び始めたJavaを通して、多くのことを学びましたし、学んだことを他の言語(特にC++)に応用してソフトウェア開発を行うこともありました。

14冊目の本を翻訳しながら思うのは、今の若い人達は大変だなということです。18年間という長い流れの中で変化していったJava言語を学ぶ必要があるからです。そして、1つの言語だけを学べばよい時代ではなくなっているので、他の言語も学ぶ必要があります。

14冊目の翻訳本は、新たに社内で始める教育コースである「Java 8基本技術習得」コースのテキストとして使用します。ただし、受講資格を持つのは、私のJava研修の修了生だけです。プログラミングの練習問題も100問以上あるので、テキストとしては最適だと思っています。

コメント(0) 

信頼残高へマイナスである指示 [プログラマー現役続行]

このブログを始めた頃に「40代、50代のプログラマー?」と題する記事を書いています。タイトルとしては、40代、50代ということなのですが、実は30代にも当てはまります。特に、30代後半です。

大学(大学院)を卒業して、10年以上が経過したら、30代後半になってきます。つまり、10年以上の経験があると期待される訳です。前述の記事の言葉を言い換えれば、次のようになります。
経験年数10年以上相応の問題解決能力、解決に向けての提案能力、あるいはトラブルなどの的確な説明能力を回りの若い人達は期待する。
当然、指示する側としても、そのような対応を期待する訳です。

ここで、注意しなければならないのは、同じ指示でも、新人への指示と10年以上の経験がある人への指示は、指示している側の「信頼残高」への影響が異なるということです。具体的な例で説明します。

あるエンジニアが担当しているソフトウェア開発に関して、進捗していると報告を受けたとします。「数日間、開発が進んでいるとあなたが報告しているソースコードは、きちんとサーバーのリポジトリへ毎日入れていますか。まさか、あなたの開発用PCにしか存在しないということはないですよね。」と尋ねたとします。

そこで、答えが、「まだ、開発が終わっていないので、私のPCにしかありません。」となった場合に、「会社に来てみて、PCが起動できなくなっていたり、あなたが病気になったりして出社できなくなったりした時に、あなたが開発が進んでいると報告したものが見つけられなければ、続きの作業を他の人ができないでしょう。毎日、サーバーのリポジトリに入れて帰ることができるようにしてください。」と指示したとします。

しかし、この指示を初めて本人に伝えた時に、新卒新人で経験が浅い人なら、信用残高はそれほど減ったりしません。次から気をつけてくれることを期待しての指示だからです。しかし、経験年数が10年以上の30代後半の人へ指示する場合には、話は異なります。その場合は、指示した時点で信用残高に対してマイナスに働いているのです。

それは、「できて当たり前のことが、できていないことを、わざわざ指示しなければならないレベル」という判断が働くためマイナスなのです。したがって、指示を守ったとしても、指示を受けた時点で信用残高へマイナスの影響を与えたということを認識する必要があります。

コードレビュー設計レビューでも同じようなマイナスの影響が発生します。指摘事項をきちんと修正していることで評価されるのは、初心者だけであり、経験年数が長い人に対して、基本的な事柄の指示であればあるほど、信頼残高に対してマイナスとなる指摘なのです。その場合、指摘事項にきちんと対応したということは高く評価されることにはなりません。

このような状況では、「指摘事項はきちんと対応している」だけでは不十分だということを認識する必要があるのです。前述の記事を再度引用すると、次のようになります。
この「回りの若い人達は期待する」ということに対する自覚がなくて、単なる一プログラマーということで指示された仕事だけをこなすのに精一杯だと、おそくら、指示された仕事もろくにこなせていないことになることが多い。

能力が高く評価されるというのは、相手の期待を越えた、例えば、110%の成果を出すことであり、自分が精一杯やったからという理由だけで高く評価されることはない。
年齢を重ねるごとに、基本的な事柄を指摘されたことが、信用残高が減ったことになったと認識する必要があります。

コメント(0) 

Kindle版『APIデザインの極意』 [APIデザインの極意]


Kindle版を出すということは聞いていなかったのですが、出ているようです。

コメント(1) 

募集:第5回Jolt Awards読書会 [Jolt Awards読書会]

第5回Jolt Awards読書会の参加者を募集します。参加申し込みは、こちらです。

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

  • 作者: ジェフ・ゴーセルフ
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


コメント(0) 

学生気分の人 [プログラマー現役続行]

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人 【第二版】 (技評SE選書)

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人 【第二版】 (技評SE選書)


2000年の頃に同じグループで、富士ゼロックスの開発組織に対してオブジェクト指向教育や設計コンサルティングを一緒に行っていた荒井玲子さんの書籍を久しぶりに読み返してみました。気になった部分は、たくさんあったのですが、その中から2箇所抜粋です。

学生気分の人

A「今年の目標を設定する時期だね」
B「どんな目標をくれんのかなあ」(会社は俺をどうしたいんだろう?)

 「会社は自分を育成してくれるもの」と考えている人がいます。学校の延長のままで仕事をしていると、その考え方をひきずることになります。たしかに、企業には教育カリキュラムや、研修制度があります。しかし、技術者として良い仕事をしていこうとしたら、通常それだけでは不足です。したがって、不足する部分は自分で勉強したり、トレーニングを受講したりする必要があります。
 また、会社は個人個人の育成計画を懇切丁寧に立ててくれるほど、親切ではありません。企業は学校ではありません。
 学校にとって、生徒はお金を払ってくれる顧客です。ですので、個人に対する育成計画を立案し、相談サービスを提供しているのです。
 一方、企業にとっては、社員は利益を生み出す人材です。したがって、社員に対する教育は投資です。投資に対する利益が得られなければ、投資機会も存在しません。よって、自分がどこまでスキルアップするのか、というのは、自分で設定する必要があります。そのスキルがその企業にとって有益である場合、企業は少しは支援をしてくれる場合もあります。
 興味深いことに、「会社が自分をどうしたいのかわからない」と不満をいう人に、「どうなりたいの?」と尋ねると、何も考えていないことが多くあります。自分のキャリア形成は会社が用意してくれるもの、と考えていると、不満はいつまでたっても解消されません。

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人【第二版】』(p.134)

プロ意識

対価に見合った仕事をしているか

 伸びる人には、プロ意識があります。
 職業としてソフトウェア開発をしているのであれば、誰もが持っていそうなプロ意識ですが、現実にはそうではありません。書類の職業欄に、無意識に「会社員」と記入してはいけません。会社員は職業ではないからです。
 伸びる人は、仕事をして会社から対価をもらっているという意識が根底にあります。「自分が対価に見合った仕事をしているか」を、常に気にしているのです。対価の基準は、業界における対外影響力にあります。同僚との比較ではありません。
 もし、「スキルアップのために会社は機会を与えてくれない」と考えている技術者がいたとしたら、その技術者は会社にスキルアップのための授業料を支払わなければなりません。なぜなら、スキルは基本的に自分で伸ばすものだからです。自分で何もせず、会社に自分のスキルアップを手取り足取り面倒みてほしい、機会も用意してほしいと不満を言ったりするのは、会社と学校の区別がついていない証拠です。

プロとして何ができるのか

 自分の仕事と対価を考えるということは、自分自身を客観的に評価する良い機会となります。いままでプロフェッショナルということについて考えたことがなかったとしたら、「自分はプロとして何ができるのだろうか」と考えてみましょう。何が足りなくて、スキルを伸ばすにはどうしたらいいかを考えてみましょう。
 伸びる人は、周囲の技術者をプロだと思って尊重して接しています。もし、周りにプロ意識のある技術者がいたとしたら、その技術者はあなたを「どんな専門性を持ったプロなのだろう」という視線で見ています。

『ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人【第二版】』(p.104)

コメント(0) 

書籍『APIデザインの極意』のブログ等でのレビュー [APIデザインの極意]

APIデザインの極意 Java/NetBeansアーキテクト探究ノート

APIデザインの極意 Java/NetBeansアーキテクト探究ノート


紹介してくださったブログ等です。ありがとうございます。

コメント(0) 

翻訳のきっかけと翻訳作業 [APIデザインの極意]

書籍の翻訳をする場合、そのきっかけは、大きく分けて2通りあります。1つは、出版社からの依頼により翻訳する場合であり、もう1つは、私から出版社へ翻訳したい旨を伝えて翻訳させてもらう場合です。

APIデザインの極意 Java/NetBeansアーキテクト探究ノート

APIデザインの極意 Java/NetBeansアーキテクト探究ノート

  • 作者: Jaroslav Tulach
  • 出版社/メーカー: インプレスジャパン
  • 発売日: 2014/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

『APIデザインの極意』は前者であり、2013年3月28日に出版社から翻訳の打診がありました。ちょうど『Objective-C明解プログラミング』の翻訳作業も終えて一段落していた頃でした。

最初は原著のページ数から、単純に半年程度と見積もりました。しかし、実際に翻訳を始めてみると、とにかく量が多かったです。結果として、約13か月を要しました。そして、なんとか出版となり、書店に並び始めて、ほっとしています。

私の場合、翻訳は本業ではなく、完全に私的な時間に行う副業です。様々な方法で時間を捻出しながらの作業となります。今回は、ちょうど転勤して通勤時間が長くなってしまったこともあり、通勤電車内でもノートパソコンを広げて、かなり作業をしました。当初、自宅以外では、昔から使っているVAIO Xで行っていたのですが、性能的にかなり厳しくなってきたので、途中でMacBook Airを購入して切り替えました。

翻訳作業は、基本的にLaTeXを使用して行います。出版社によっては、LaTeXでの納品を受け付けないところもありますが、今回は翻訳を開始する際に出版社に確認して、LaTeXでの納品でした。LaTeXでの納品の場合には、索引作りも行って、組み版のほとんどが終わった状態で、出版社へ納品することになります。

翻訳を通して、私自身が本に書かれている内容を学ぶことが多いです。今回も、多くのことを学びました。そして、会社で行っているプロジェクトへ、プログラミング言語は違いますが応用した部分もあります(会社ではJavaではなくGoです)。

翻訳することのもう1つの個人的な恩恵は、著者と知り合えることです。実際に会ったことがない著者でも、内容の問い合わせに関して多数のメールをやり取りすることになります。メールのやり取りを通して、会ったことはないですが、身近に感じることができます。残念ながら、実際に著者に会う機会はなかなかないですが。

今は、私にとって14冊目の翻訳本の翻訳作業を行っています。私の方から出版社に翻訳を打診して、翻訳権を確保してもらい、翻訳させてもらっている本です。
コメント(0) 

募集:第4回Jolt Awards読書会 [Jolt Awards読書会]

第4回Jolt Awards読書会の参加者を募集します。参加申し込みは、こちらです。

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

  • 作者: ジェフ・ゴーセルフ
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

第4回は、新たに『Lean UX』を読み始めます。

コメント(0) 

なぜ新たなデザイン本が必要なのか [APIデザインの極意]

APIデザインの極意 Java/NetBeansアーキテクト探究ノート

APIデザインの極意 Java/NetBeansアーキテクト探究ノート

  • 作者: Jaroslav Tulach
  • 出版社/メーカー: インプレスジャパン
  • 発売日: 2014/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

まもなく書店に並びます。序章「なぜ新たなデザイン本が必要なのか」の冒頭からの抜粋です。
 みなさんは、「プログラミングの世界にはもう十分な数のデザイン本があるのでは」と思うかもしれません。実際、数多くの本があるので、なぜ私がもう1 冊書かなければならないのか(そして、なぜみなさんが読まなければならないのか)と疑問に思うことは当然です。特に、オブジェクト指向システムでのデザインパターンに関しては、いわゆる4 人組(Gang of Four)と呼ばれる人達が執筆した有名なDesign Patterns: Elements of Reusable Object-Oriented Softwareという、オブジェクト指向言語を使用するすべての開発者の必読書があります。加えて、デザインパターンを説明した多くの専門書があり、特定の種類のアプリケーションを作成する場合にはそれらの書籍が役立ちます。さらに、非公式ながらJava プログラマのバイブルであるEffective Javaがあります。これらの事実に照らし合わせても、本当にデザイン本がもう一冊必要なのでしょうか。

 私は、必要であると確信しています。1997 年以来、NetBeans API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を設計してきました。フレームワークや共有ライブラリを設計する人が経験するであろうすべての段階を経験してきました。初めの頃は、他の言語でうまくいったコーディングスタイルを適用しながらJava言語に徐々に慣れていきました。後に、Java に精通するようになり、その時点で、Java で書かれた私のコードに様々なよく知られたパターンを適用することは簡単に思えました。しかし、しばらくして、物事は見かけほどいつも簡単ではないことに気付いたのです。NetBeans などのオブジェクト指向のアプリケーションフレームワークには、伝統的なパターンは適切ではないことと、完全に異なるスキルを必要とすることに気付いたのです。

 最も古いNetBeans API は、1997 年に設計されました。そのいくつかは、10 年以上経った今でも使用されていますし、きちんと動作しています。しかし、正直なところ、それらは昔と全く同じAPI ではありません。長年にわたって、新たな要求に対応し、ライブラリの機能を拡張し、初心者として犯した誤りを修正する必要がありました。それでも、コードをコンパイルしたAPI のクライアントは、今日の最新のライブラリでもそのコンパイルされたコードを実行することができます。これは、私達ができる限り後方互換性を維持するように努めてきたことで可能になっています。結果として、10 年前のライブラリに対して書かれたプログラムは、現在のライブラリのバージョンでも動作するでしょう。後方互換性を維持してライブラリを発展させるという私達の決定によってもたらされた、投資を無駄にしない方法は、よく知られたデザイン本には書かれておらず、私が今までに読んだデザイン本には少なくとも書かれていませんでした。すべてのNetBeans API が何の問題もなく発展したということではありませんが、NetBeans チームは互換性を維持する高いスキルを今では習得したと確信しており、そのスキルは他のプログラマでも広く必要とすることを信じています。そのため、この本の大部分が、後方互換性を維持することと、後方互換性を維持しながら保守するのに適したコードを生み出す特別なAPI デザインパターンに費やされています。

コメント(0) 
前の10件 | -